オレゴン研修 過去の参加者の声

 

オレゴン研修 過去の参加者の声

 

過去にオレゴン研修にご参加くださった方から、感想をお寄せいただきました。

(転載はご遠慮ください)

 

2008年

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オレゴン研修2008参加者アンケートより

 

1.今回訪れたDougy Centerで、特に印象に残ったもの。
●「安全である限り、どんな感情にもno judgmentalに寄り添う」徹底した姿勢と、そこから生まれる、包み込むようにあたたかな雰囲気が一番印象に残った。
●一つ一つに意味のある部屋があり、子どもたちが本当に安心してグリーフを癒していけるような場所があるということを感じた。
●「子どもの回復を信じて、子どもを心から尊重する」ということ。それを具現化するのがどういうことかということを体験できたこと。
●ダギーセンター全体の雰囲気
●はじめと終わりの時間のもち方、自分にかかわる死、故人について多方面からのアプローチがあるということを気づかせてもらえたこと。
●私の人生を大きく変えた5日間。講師自身の人柄、雰囲気、全部気もちがいい人だった。参加者の一人一人、表情が日に日に変化していくところ。
●講師のクリヤーさ、実践に裏打ちされた思想、子ども一人ひとりを尊重してグリーフケアを考えていること。
●常に子どもたちが本当に必要なものは何か、子どもの手助けとなる最良の方法はなにかと自分で考えることの必要性とむずかしさ。大人たちのセルフケアにも気をつけていること。
●相手も自分も「尊重する」ことの深さと徹底。
●言葉に頼らないグリーフの表現を受け留められる心をもつこと。

2.今回の研修ツアーで良かった点:
●ダギーセンターの研修そのもの
●研修参加者がお互いのグリーフを癒す過程を共にできた点。ダギーセンターの雰囲気があったからこそ。
●研修の時間が10時から17時と長く思ったが、研修中、先生を囲む子どものようにリラックスして時間を過ごすことができた。
●樹木、鳥たち、花々、宿泊先のお心遣いなどにあたたかくつつまれて研修をうけられたこと。研修の内容と研修以外の時間の両方があって、私自身はとても満ち足りていた。
●研修の内容、スタッフの皆さんの対応、研修後の活動メニューの豊富さ
●すべてよかった。食事も宿も含めて!!ショッピングの時間も多くってもらっていたがもう少しほしい。参加者とよく交流ができたこと、オレゴンの自然にいれたこと。
●Grief Careと特別に感じられるが人生、すべてに関わることで、ダギーセンターの勉強はこれからの人生に本当に役立って行くと思う。
●ワークショップを取り入れていること。
●研修と観光がバランス良く計画されていた。

3.今後の研修ツアーをよりよくするために改善できる点:
●4日半もの研修で長いと思ったが、時間がとても短く感じられ、時間に追われているような感じがした。
●洗濯が大変だったので、洗濯サービス(?)があるといいと思った。
●ダギーセンターと関連してもっと小規模で活動を行っているところがあれば、そこの活動を紹介する時間がほしい。

4.休日の過ごし方:
●必ず、強制ではなく、いくつかの選択を用意してあり無理なく楽しむことができた。
●車に長い時間乗っていられるか不安だったが、結果的にはすばらしい1日になった。雄大な自然(河、滝、川魚の研究施設など)に心を癒された。とてもいいリラックス、リフレッシュ、
オレゴンの自然を十分堪能できた。
●よくばって山も行きたいと思った。
●もっとPortland のDowntown街中の様子、人々の暮らしが見たい。
●コロンビア川のツアーがとても印象的。観光まではあまり期待していなかったが、オレゴンのすてきな場所を沢山行けて最高だった。

5.その他感想:
●ダギーセンターの皆さん、レジリエンス関係者の皆さん、研修参加者の皆さんにどれだけ感謝してもし尽くせない。本当に素晴らしい時間をありがとう。こうした「受け入れ、受け入れられる」経験をひとりでも多くの人に経験してもらえるよう、これから自分に何ができるのかを考え、行動していきたいと思っている。
●Dougy Centerに通ってくる子供になったような気持ちで研修を終えることができた。(たくさん泣き、話し、笑いました。)一方的にただ、講師の話を聞くのではなく、自分の中にあるグリーフに気づき、自分自身がグリーフ状態にある時の心の悲しさを感じ、そこから子供たちにどう接していくかのスキルを学ぶことができた。私が今までもっていたケアの概念とは違うところがあり、とまどうこともあったが、真のサポートの在り方を学ぶことができた。みなさんの暖かさに包まれ、研修に集中できたことに本当に感謝する。
●帰りの飛行機の上で、今回あったことは本当だったのか、夢だったのかわからなくなり、デジカメにうつる姿をみてたしかにあったことなのだと思えた。様々な人々との出会い(研修メンバー、スタッフなど)、自他に誠実に嘘をつかずそれで互いに気持よくいられる時の幸福感の実感。センターに核となる考え方とルールがあることで、安心安全が保障され、子どものグリーフが進むことを実感した。それは死別体験をした子どもでなくても全ての子どもに必要なことかもしれないと思う。自分の子育てを考えなおす部分に気付いた。
●宿泊先でつかず離れずのあったかいおもてなしを受けられたことで研修での重さから少し離れて、素の自分に戻れた気がする。研修の内容も、今の自分にとってとても重要な気づきがたくさんあり、ここから始めていきたいという思いをあらたにした。
●日常生活にさまたげられない空間と時間が与えられたこと。みんなに充分うけとめてもらえたこと。いろいろなことをしてもらえたこと。とても感謝!!様々な思い出、学んだこと、気づかされたことに感謝。
●ダギーセンターのトレーニングはいろいろな分野で生活する全ての人に役に立つし、知ってもらいたい。これからもかかわっていきたいし、まずは日本で広く知ってもらうために、自分の出来ることから始めていきたい。
●観光、食事、買物と至れり尽くせりで、心より感謝している。
●英語も出来ず、海外旅行で不安でいっぱいのスタートだったが、事前の具体的な情報また現地でも何不自由することなくすごせて本当に感謝でいっぱい。すべてにおいて満足のできるものとなった。思いきってこの研修に参加して本当に良かった。この研修において沢山のはじめての経験をしてやれば私でも出来るんだなあ~と思うことが出来、とても自信がついた様な気がする。いつかもう1度来たい。

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2007年

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ダギーセンター研修2日目

Iさん

 ダギーセンターの2日目の研修は「境界線を大切にする」ということの説明から研修が始まりました。ファシリテーターとして子どもと接するときに、境界線を持つために自分のためのグリーフの必要性についての説明があったのですが、私自身子どもを犯罪により失っており、日本ではグリーフの場がないことをずっと感じていて、前日に引き続き自分のための十分なグリーフがまず必要なことを、この日の最初から改めて感じることとなりました。事件後私たち大人以上に、なにもなされないまま放置されている息子や娘、また同じように犯罪や交通事故で親や兄弟を失った子どもたちを見続けていて、日本で何か出来ないかとの思いで参加をしたこともあり、まず自分のグリーフをきちんとしておかなければ子どもたちに向き合えないことを実感しました。
その後年齢による子どもたちのグリーフの反応の現れ方の説明とそれぞれの年齢の子どもたちに接するときの留意点などが具体的に説明されましたが、その全てに共通していることは「真実で答える」ことや「誠実に答える」ことであるということを聞き、私自身、聞かれないことをいいことにして、子どもだからと伝えていなかったことでかえって息子や娘を傷つけてしまったことがあるのを思い出しました。反省として、子どもたちと関わるときに「真実で答える」ことは一番中心に置いて接していかなければ、ということを再確認しました。
その後リチュアルについての説明があり、その時の去っていく子どもたちに行うロックセレモニーの4つの石の話はとても印象的でした。
最後にセルフケアの必要性についての話があり、セルフプランの立て方や行い方の説明を受け、セルフケア自己チェックリストによるセルフチェックをしたり、サポートチェーンを実際に作りそれを使いどのようにセルフケアを行うのかの説明がなされました。

私はこのオレゴン研修に参加をしてずっと感じていたのは、アメリカでは当事者(今回は子どもたち)を核にして、その当事者にとって一番必要なことや大切なことはなんであるのかをきちんと確認しつつ進めていることを改めて感じました。日本ではまだまだ子どもたちのグリーフワークの必要性に目が向けられていないので、今後グリーフケアの必要性を認識して貰い、そういう場所を持てるようにしたいとの思いを強くした研修旅行でした。
私自身当事者としてこれからなにを大切に生きていけばいいのか、そのことも改めて再確認できた旅でもありました。

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「3度目のダギーセンターとの出会いの中で」

研修報告 The Dougy Center 2日目
Oさん 山形県 看護師・助産師

Resilienceが主催するOregon研修旅行に参加するのは今回で2度目となります。私は2004年の研修旅行のときにもダギーセンターで1日の研修を受けた経験があります。その後、2005年にダギーセンターのJoanさんが来日されたときにも当時の職場でワークショップと講演をしていただきました。つまり私にとって、今回は3度目のDougy Centerとの出会いとなりました。
今回のダギーセンターでの研修は3日間のゆったりとしたプログラムだったので、研修2
日目では、子どもたちの自然なグリーフにおけるプロセスの特徴、死について真実を伝えるとはどういうことか、そしてどのように説明するか、子どもたちのグリーフにおいて一貫性のある日常生活が大切なものであること、子どもたちのグリーフの経験を遊びを通して感じとるためには大人が正しく遊ぶ方法を知っていなければならないこと、コミュニケーションにおけるさまざまなスキル、そして自分自身のセルフケアの重要性を学びました。
 ダギーセンターの経験と実践からの学びは、そのたびに私に癒しと新鮮な気づきを齎してくれます。今回の研修の中で改めて私の心にそして身体に響いたことの一部を挙げてみたいと思います。
☆「人を愛することができる年齢になれば人をグリーフすることができる」そして、グリーフはその人自身の中で行われるものであるということ。このことはすでにレクチャーを受けて知っていることでした。しかし、私の中でこのことを忘れがちであることに気づきました。 
☆「一貫性と選択の余地を与えること」。一貫性の欠如は私たちに不安定さを齎します。
これはグリーフに限らず、子どもに限らず、大人にとってもとても重要なことだと感じています。
☆「(ダギーセンターでの)遊びの経験の中で、自分を変えていくのは子ども自身である。そしてこの遊びは大人が子どものグリーフを理解するために行うものではない」。Joanさんのレクチャーの中に出てきたいくつかのエピソードを通して、子どもにとってグリーフにおける遊び・アクティビティはどれも子ども自身にとって非常に意味のあることであり、重要なものであるということ、そしてこのことは子ども自身が最もよくわかっているということを改めて学びました。
☆質問は少なく!「自分が聞きたいということならばその質問はしない。」「子どもがもっと話せる話すためのきっかけになるならばその質問はしてよい。」そして、子どもに質問を投げかける目的は、「心から話したいと思っていることを話すきっかけを作ること。」これは看護の場面でも同じことが言えますが、今回の研修で私は「どう質問すればいいか?」をいつも悩んでいました。つまり、日常の看護の実践の中で身についていないということだと気がつきました。しかし、Joanさんはそのように考え悩むことは、子どものグリーフを支援するトレーニングとして大切なことだとポジティブなストロークを返してくださいました。
 
  ResilienceのOregon研修旅行は今回も期待通り、私に癒しと、自分自身への気づきと新しい仲間との出会いを齎してくれました。今回出会えた新しい仲間とともこの先、細く(時には太く)長く交流を続けていきたいと思っています。
  最後に、仕事の都合で途中からの参加となりましたが、参加を快く受け入れてくださったResilienceに心から感謝いたします。

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